どんな切手が高く売れる?高価買取してくれる切手
引っ越しなどで片付けや掃除をした際に、思わぬものが出てきたことはよくありますよね。
昔、集めていた切手が出てきた、遺品の中から昔の切手が見つかったということもあるでしょう。
切手は、額面を超える価値がつくことが多くあります。
あなたのお手元に古い切手があれば、高額で買い取ってもらえるかもしれません。
ここでは、どんな切手なら高く買い取ってもらえるのか、相場はいくらぐらいなのかといったことや、売れる切手の種類と少しでも高く買い取ってもらうためのポイントをご紹介します。
切手って買い取ってくれるの?
切手が売れの?と驚いた方もいらっしゃるでしょう。
近年のデジタル化により、はがきや手紙を出す機会も減りました。切手を手にする機会も減ってきましたよね。
でもちょっと切手を思い出してみてください。
美しい絵や写真、キャラクターがプリントされるなど、さまざまな絵柄の切手が出まわっています。
国民的な大きなイベントに合わせて記念の切手が発売されることもあります。
これは、切手が単なる郵便物に貼り付ける役割だけにとどまらず、コレクターにとっては、絵画などと同じようにコレクションして眺めて楽しむ価値があるということではないでしょうか。
プレミアムとよばれる切手には、思いもよらない高額の値段がつくこともあります。
では、一体いくらぐらいで買い取ってもらうことができるのでしょうか。
また買い取り可能な切手とは、どんな切手なのでしょうか。
例えば、日本の切手を複数枚売った場合、一般的に合計金額の60~70%が相場だとされています。
プレミアムといわれる希少価値が高いものであれば、80%を超える金額で買い取ってもらえる場合もあります。
古いもの、発行枚数が少なくあまり出まわっていないものには、高い値段がつきやすくなるのです。
切手コレクターの間では、中国切手も人気です。
中国切手は、中国の資産家たちが投資目的でバブル期に切手収集をはじめ、それが日本に持ち込まれるようになり、ピーク時には、シート状のもので100万円以上の値をつけたものもあったようです。
現在は、相場はピークを過ぎたと言われていますが、コレクターの間ではまだまだ人気があります。
もちろん、額面以下の切手もたくさんあります。
どんな切手が高く売れるの?
切手がまさかそんな高く売れるとは!と皆さん、びっくりされたことと思います。
お察しのとおり、切手の種類によって値段は大きく変わってきます。
ここからは、高値がつきやすい切手を幾つかご紹介してまいりましょう。
記念切手
記念切手は、国を挙げての大きなイベントなどがあった場合に発行される切手です。
発売される期間も短く、また扱う郵便局も限られていることも多く、発行枚数も限られているため希少価値が高いとされています。
例えば、1970年に開かれた日本万国博覧会の開催を記念して発売された『日本万国博覧会記念切手』、現在の天皇陛下が皇太子時代、ご成婚された記念に発売された『皇太子殿下御成婚記念切手』などです。
特殊切手とよばれているシリーズ化された記念切手もあります。
『トキ』などの天然記念物をシリーズ化して切手に描いているものなどがあります。
一般的には、明治、大正時代の発行切手は、高値がつきやすいとされています。
昭和になると、それほど高値は期待できませんが、それでも第二次世界大戦辺りまでのものは、比較的高額査定が期待できます。
『教育勅語50年記念切手』、『日本国憲法施行記念切手』などは高額で取引されます。
ただし、記念切手でも、切手の収集が流行した昭和30年代以降数十年にわたって発行されたものは、数が多いため高値はつきにくいでしょう。
普通切手
私たちが普段、手紙やはがきを出す際に貼るような普通の切手は、数が多いのであまり価値はないと思いますよね。
しかし、明治、大正、昭和初期のものは市場にあまり出回っていないのです。
そのため、普通切手であっても高値で取引される確率が高いと思われます。
中国切手
シート状の切手で100万円の値がついたものがあるなど、高額で取引されている中国切手ですが、なかでも猿が描かれた『赤猿』と呼ばれる1980年に発行された切手は、中国で初めて発行された年賀切手であることから、高値で取引されています。
中国らしいパンダの図柄が描かれた『オオパンダ』や『毛沢東主席』の切手も、希少価値があります。高値が付きやすいでしょう。
中国では、文化革命時代、切手収集が制限されていました。
そのため、当時のものはあまり市場に出回っていないので希少価値があるとされています。
ただし、偽物も多く出回っていますので、ご注意ください。
航空切手
航空切手とは、以前航空郵便を利用する際に貼っていた切手で8種類と限られた絵柄のみであることから、かなり希少価値が高い切手とされています。
絵柄は、景色とともに飛行機が描かれており、コレクターの間では高値で取引されています。
琉球(沖縄)切手
以前、沖縄がアメリカの支配下にあった際に発行された切手です。
アメリカの占領下にあった時代背景があることから、額面は円ではなく、セントで表記されています。
沖縄らしい絵柄で人気が高く、1枚1万円以上の値が付くものもあります。
軍事切手
軍事関係者のみが使用が許されていた切手です。
状態がよければ高値が期待されます。
外国切手
その名のとおり、外国で発行された切手です。
一つの業者で、すべての国の切手を把握することは難しいため、扱う業者によって査定額は大きく変わってきます。
イギリスやアメリカで発行年数の古い切手は人気があります。
特に、1840年にイギリスで発行された世界最初の切手『ペニーブラック』は、1枚でかなりの高値で取り引きされます。
年賀切手
年賀状の季節に毎年発行される年賀状用の切手です。
昭和初期のものは高値がつく可能性があります。
高値買取のポイント
切手にもいろいろな種類があり、それぞれに高値がつく理由があることがお分かりいただけたと思います。
とはいえ、素人では、高額で取引される切手、ほとんど値段がつかない切手の区別はつかないことが多いでしょう。
買取業者は、どんな切手を高く買い取ってくれるのか、高値がつくポイントをご紹介します。
発行年数が古いもの・発行された枚数が少ないもの
発行年数が古いものは、現在残っていないことが多いので、その価値は高くなります。
古いものほど、そして、数が少ないものほど、切手の価値は上がっていくといえます。
発行時、数が少なかった切手は、当然市場にはあまり出回っていないので、希少価値が高くなるのです。
シートの状態のもの
切手は1枚より、シート状になっているものの方が高値がつきます。
消印のあるもの
消印のある切手のみ収集しているコレクターもいるため、切手によっては消印のあるもの、いわゆる使用済みの切手も高い値段がつく可能性があります。
使用済みだからと諦めないでください。消印があっても高値がつくかもしれません。
切手を高く売るためのポイント
実際に切手を少しでも高く売るにはどうすればよいのでしょうか。
できるだけ、切手を高額で取引するためのポイントをご紹介します。
保存状態のよいもの
切手は、紙に印刷されている切手は、経年劣化します。
上手に保存されていてあまり経年劣化が見られない状態のよい切手は、査定金額も高くなります。
もしお手元に古い切手があり、まだ手元で保存しておくようであれば、今からでも遅くはありません。
切手同士重ねて保存せず、1枚1枚クリアシートに挟むなどして、きれいに整理して保管することをお勧めします。
まとめ
古い切手、珍しい切手、外国の切手、記念切手など、高値で取引されている切手をいくつかご紹介しました。
お手元にこれらの切手がありましたら、是非一度査定をしてみてはいかがでしょうか。
消印つきの切手も高い値段がつくかもしれません。
これは買い取ってもらえないかもと自己判断せずに、買取業者に持ち込んでみることをお勧めします。
まだお手元に残しておきたい古い切手や希少価値のある切手がありましたら、しっかりと整理し、よい保存状態で保管するようにしてください。
何年か後に、改めて売りたいと思ったときに役に立つことでしょう。
\まずは査定・相談したい方へ/
他社で買取をお断りされたお品につきましても買取が出来る場合もございますので是非一度、お持ち込みください。査定も無料で行っているので、価値が知りたいという方も大歓迎です!!