金の価格は高騰している?変動の理由や高騰の要因、今後の予想までご紹介
貴金属のひとつである金は、非常に価値が高いことで知られています。
価格はさまざまな要因の影響を受けて変動していますが、金の価格は上昇傾向にあることには要注目です。
どのくらい高騰しているのか、なぜ高騰するのか、今後どうなるかなど、気になることは山積みでしょう。
この記事では、金の価格が変動する理由や高騰の要因、今後の予想まで詳しく解説していきます。
金投資を行っている方はもちろん、これから始めようとしている方もぜひチェックしてみてくださいね。
金の価格が変動する理由
冒頭でも触れましたが、金の価格は一定ではなく、日々変動しています。
金そのものの需要はもちろん、その他にも変動の理由があるので、しっかりおさえていきましょう。
金の価格が変動する主な理由を4つ解説していきます。
- 安全資産として価値がある
- 地政学リスクの高まり
- 米ドルの価格変動
- 新型コロナウイルス感染症拡大の影響も受けている
安全資産として価値がある
投資というと、金以外にも株や投資信託、FXなどを思い浮かべることも多いでしょう。
株や投資信託、FXなどは、株式や債券そのものには価値がなく、売買を通して利益や配当を得るという仕組みです。
そのため、運用次第では利益が出ることもあれば、ゼロになるおそれもあります。
一方、金は、金そのものに高い価値があり、所有している限り価値がゼロになることはありません。
価値を維持できることから安全資産と呼ぶことができ、いざというときに売却することで資金を得ることができます。
資産を確保しておきたいという需要が金に発生するために、需要の上下によって価格が変動するのです。
地政学リスクの高まり
地政学リスクとは、政治や社会、軍事などさまざまな要因によって、経済が不透明になるリスクのことです。
ある地域や国同士の緊張が高まると、投資リスクも高まるため、安全資産である金に投資が集中する傾向があります。
緊張が弱まっている状態では、緊張時よりも比較的リスクを押さえられるので、他の投資に分散することもあり、金の価格は落ち着く可能性が高いです。
米ドルの価格変動
米ドルは、世界的にも主要な通貨であり、経済で重要な役割を果たしています。
米ドルの信頼性が高い状況下では、米ドルを保有したいという需要があり、金の価格への影響は少ないでしょう。
ただし、何らかの要因で米ドルに不安が現れた場合は、米ドルを売って金を購入するといった動きが生まれ、金相場が上昇する傾向があります。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響も受けている
新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大し、世界経済はこれまでよりも停滞している状態です。
収束に向けて各国が取り組んでいるものの、いまだ先は見えない状態です。
先行きが見えない状態において、安全資産としての金の需要が高くなるでしょう。
いざというときの資産になるので、金に注目が集まっています。
今後の金価格の高騰に影響すると考えられる要因
金の価格が変動する理由を解説したところで、今後の動向が気になっている方も多いのではないでしょうか。
価格の高騰に影響すると考えられる3つの要因を詳しく見ていきましょう。
- 新型コロナウイルス感染症の動向
- 世界各国の情勢
- 金の採掘量がもし増えた場合
新型コロナウイルス感染症の動向
新型コロナウイルス感染症の動向は、金の価格の高騰に大きく影響しているでしょう。
感染拡大予防のために経済が停滞していることや、個人の職業や暮らしに影響が出ていることなどを受けて、先が見えない不安な状態が続いています。
不確定要素のある株やFXなどへの投資はリスクが大きく、より安全な金への投資に需要が生まれているのが現状です。
不安な心理が残っている限りは、金の価格は上昇すると予想されています。
世界各国の情勢
不安定な状態は、新型コロナウイルス感染症の拡大だけではありません。
世界各国の情勢も日々動きを見せており、緊張が高まっている地域や国同士もあります。
過去に金の価格が上昇したタイミングを見てみると、同時多発テロやイラク戦争、アメリカとイランの緊張関係などが挙げられます。
新型コロナウイルス感染症をきっかけに、世界各国の情勢は安定している状態とは言えず、主要国の動きや国家間の問題によっては金の価格が高騰するでしょう。
金の採掘量がもし増えた場合
新型コロナウイルス感染症や世界各国の情勢とは離れますが、需要と供給に関わって金の採掘量も価格の高騰に影響を与えます。
現状、金は潤沢に採掘できるわけではなく、需要が供給を上回っている状態です。
長期的には安定した相場を維持していますが、もし採掘量が増えたらどうなるでしょうか。
新しい採掘技術の開発、金脈の発見などが起きれば、供給が需要を上回り、価格が下がる可能性があることも忘れてはいけません。
金価格の動向予想
金価格の動向を予想するうえで、大切なのは以下の2つです。
- 価格が急落する可能性は低い
- 相場変動を見極めタイミング良く投資するのが吉
2つのポイントをおさえて、今後の動向を見ていきましょう。
価格が急落する可能性は低い
不安定な経済状況や先行きの見えない新型コロナウイルス感染症の収束などによって、人々の不安は続くことが予想されます。
そのため、金の需要は高い水準で維持されることが見込まれ、価格が急落する可能性は低いでしょう。
上昇傾向が続いているため、買い時と言えるのではないでしょうか。
相場変動を見極めタイミング良く投資するのが吉
長期的に金の価格は上昇していますが、価格が下がらないという保証はありません。
例えば、新型コロナウイルス感染症のワクチンや薬が効果を示し普及すれば、人々の不安は晴れ、金の需要が減少するでしょう。
世界各国が良好な関係を築き、経済が安定することも考えられます。
上昇傾向だからといって油断せず、常にリスクを考慮しながらタイミング良く投資することが大切です。
まとめ
金の価格は、安全資産としての需要や地政学リスク、米ドルの価格変動などの影響を受けて変動しています。
新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し先行きが見えない状況が続いていることから、今後も価格が高騰すると予想できるでしょう。
ただ、収束のきざしが見えたり、経済が安定したりすることによって、金の価格が下がる可能性もあります。
高騰している現状をおさえたうえで、リスクケアを怠らずに投資に取り組みましょう。
\まずは査定・相談したい方へ/
他社で買取をお断りされたお品につきましても買取が出来る場合もございますので是非一度、お持ち込みください。査定も無料で行っているので、価値が知りたいという方も大歓迎です!!