貴金属の偽物に注意!見分け方を徹底解説
金などの貴金属は高い価値を持っていますが、偽物が多く出回っており、本物だと思っていたものが偽物だったということもあり得ます。
偽物を見分けられないと、買取時に値が付かず後悔することになるでしょう。
今回は、貴金属の偽物の見分け方を詳しく解説していきます。
金製品の購入を考えている方や所持している方はぜひ参考にしてみましょう。
貴金属の偽物とは
貴金属の偽物は、一目見ただけだと本物と見分けるのは難しいです。
偽物にはいくつかの種類があり、金ではない貴金属に金メッキを施してあたかも金であるかのように見せたり、素人ではわからない純度を偽って記載したりしたものがあります。
簡単には見抜けないので、見分け方を知って慎重に見極めなければいけません。
貴金属の偽物を見分けるポイント
貴金属に対して、本物か偽物かを判断するためには、注意して見たいポイントがあります。
5つのポイントをおさえて、貴金属の真贋を見極めましょう。
刻印と金種が合っているか
貴金属には、「K24」や「Pt900」といった品位が刻印されています。
品位を示すために刻印されていますが、実際の金種と異なる場合は偽物です。
刻印を信じてしまいがちですが、特に海外製のものであれば注意しなくてはいけません。
刻印の意味を知らないことで本物だと信じてしまう場合もあります。
「GF」「GP」といった刻印は、金をメッキ加工しているという刻印です。
偽物というよりも勘違いになるので、しっかり刻印を確認する必要があります。
メッキ加工がされていないか
「GF」「GP」といった刻印がされていると、メッキ加工されていることが一目でわかります。
なかには、刻印がないものの、メッキ加工をしている場合もあるので注意が必要です。
金やプラチナなどの刻印がされているにも関わらず、実はメッキだったということもあります。
不自然に安い金製品を購入しない、比重・色味なども確認するなど、慎重に品物をチェックしましょう。
磁石に反応するか
貴金属は、金属ではあるものの、磁石には反応しません。
磁石を近づけて反応した場合は、貴金属ではないと疑うことができます。
銅やアルミなども磁石に反応しないので、すべてが貴金属とは言えない点には注意しましょう。
磁石の反応だけで判断するのではなく、刻印など他のポイントもチェックすると、より確実に本物かどうかを見分けやすくなります。
比重が正しいか
金の比重とは、金と水を比較したときの質量の比のことを言います。
比重は、品位によって、およその質量が決まっています。
「K24」であれば19.13~19.51、「K22」であれば17.45~18.24といったように数値が決まっているのが特徴です。
比重は、以下のような手順で調べることができます。
- 1.刻印によって、金の種類を調べる
- 2.金製品の重さを計る
- 3.水を入れた容器を用意し、金製品を糸で吊るして容器に入れる
- 4.金製品そのものの重さを水に入れたときの重さで割る
計算した結果、例えばK24の金製品を計って比重が19.13~19.51に当てはまらなければ、本物ではないか、品位が間違っていると言えるでしょう。
色味に違和感がないか
貴金属は、純度が高いほど金属の持つ色がはっきりしやすいです。
金であればK24は、オレンジ色に輝いています。
K10など純度が下がると他の金属の割合が多くなるので、色味が変わってくることが多いです。
例えば、K24と刻印されているものの、色味が暗いなど違和感を感じる場合は、偽物の可能性が高いでしょう。
試金石で表面を削ってみるのも方法のひとつ
古くから活用されているのが、試金石を使った鑑定方法です。
試金石とは、黒い板状の石で、貴金属の表面を削り取ることによって、色味などで本物かどうかを調べます。
感触も判断の基準であり、金は他の貴金属に比べると柔らかく、違和感を見つけやすいです。
メッキが2重になっている場合は、試金石だけでは調べられないので、他のポイントも合わせて確認する必要があります。
まとめ
今回は、貴金属の偽物を見分ける方法を解説しました。
偽物を見分けるためには、磁石に反応するか、比重が正しいか、色味に違和感がないかなどが基準になります。
試金石で表面を削るのも方法のひとつです。
注意点として、ひとつの検査では、はっきりと偽物を判別できない場合もあります。
ひとつではなく、複数の検査を併用して、貴金属が本物か偽物かを見極めましょう。
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