金のインゴット(金塊)とは?知っておきたい基本情報や売却時の注意点を解説!
「金のインゴット(金塊)ってなに?」
「種類や売るときの注意点が知りたい」
とお悩みではありませんか。
金のインゴットは簡単にいうと「金塊」のことで、昔から世界中で価値のあるアイテムとして流通しています。
一口に「金のインゴット」といっても、インゴットにはサイズの違いや種類の違いなどがあるので、売買をしたい方は基本情報を知っておかなければなりません。
本記事では、金のインゴット(金塊)について、刻印の見方や売るときの注意点など、知っておきたい基本情報を解説していきます。
金のインゴットを扱う予定のある方は、今のうちに基本情報をチェックしておきましょう。
金のインゴット(金塊)とは?
金のインゴットとは、日本語で「金塊」という意味があります。名前のとおり、金を鋳型に流し込み、塊にしたものです。
金のインゴットという呼び方の他にも
- 金地金
- 延べ棒
- ゴールバー
といった呼び方があります。
金のインゴットとして正式に認められるには、厳密な審査基準をクリアして、品質が保証される必要があります。
金が含まれていればOKというわけではありません。
品質が保証されたものは投資の世界でも取引され、世界中のマーケットで売買可能です。
金のインゴットが本物であるかどうかの見極めは初心者には難しいので、金を売買したいのであれば、専門の鑑定士に依頼するようにしましょう。
インゴットのサイズ
金のインゴットには、主に9種類のサイズがあり、サイズによって買取価格も変わります。
- 1kg
- 500g
- 300g
- 200g
- 100g
- 50g
- 20g
- 10g
- 5g
最小サイズの5gでも買取価格は25,000円を超え、1kgサイズであれば買取価格は600万円を超えるほど金は高価なものです。(2020年4月現在)
5gが最小レベルではありますが、店舗によっては1gのインゴットを販売していることもあります。
インゴットの刻印の見方
金のインゴットに欠かせない要素の1つが「刻印」です。
インゴットに記載されている刻印が、金の品質を保証し、売買時には必ずチェックされます。
インゴットによって刻印されている表示は違いますが、多くのインゴットに刻印されているのは、主に6つの情報です。
- 金塊番号
- 重量表示
- 製錬・分析者マーク
- 商標
- 素材表示
- 品位表示
重量表示や素材表示などは一目で理解しやすいのですが、商標や製錬・分析者マークは理解するのに少し知識が必要です。
商標とはインゴットを製錬した業者の登録マークのことで、三菱マテリアルや三井金属鉱業などの業者が存在します。
製錬・分析者マークに記載されている「MELTER」は製錬業者、「ASSAYER」は検定分析業者という意味です。
金塊を手放すときは刻印を事前に確認し、持っている金塊の情報を把握しておくことが大切です。
インゴットの保管方法
金のインゴットを保管する方法は主に3つあります。
- 自宅で保管
- 預かりサービスを使う
- 銀行の貸金庫
安全に保管したいのであれば、預かりサービスや銀行の貸金庫を使うようにしましょう。
ただし、預かりサービスや銀行の貸金庫は、自宅での保管と違って費用がかかるので注意が必要です。
預けるわけではなく、自宅で保管するのであれば、金庫を準備しましょう。
絵画のような芸術品と違って、安全に守ることができれば、気温や湿度などの保管環境はそこまで気にしなくてよいでしょう。
ただし、確定申告のために、インゴットの購入金額や売却金額の証明書類は一緒に保管しておかなければなりません。
金のインゴット(金塊)を売るときの注意点
金のインゴットは、売り方によってはトラブルが発生することもあります。
スムーズに金のインゴットを売れるように、売るときの注意点を把握しておきましょう。
ここでは、金のインゴットを売るときに特に注意したいポイントを2つ紹介します。
刻印が消えないようにする
金のインゴットにある刻印は、品質保証のためにあります。
刻印をチェックすることで品質保証が確認できるので、刻印は消さないように気を付けましょう。
衝撃が加わったり擦れてしまったりすると、刻印が消えてしまう恐れがあります。
刻印が消えると買取はしてもらっても買取価格が下がる可能性があるので、注意が必要です。
大事に保管しておくようにしましょう。
税務署への申告・納税が必要なケースも
個人として金のインゴットを売却した場合、税務署に届け出を出す必要があるので注意しましょう。
金を売った売却益は、「譲渡所得」の扱いになり、他の所得と合算して総合課税の対象になります。
ただし、譲渡所得は1年で50万円までの特別控除が設けられているので、売却益が50万円以内であれば、課税はされません。
また、給与額が年間2,000万円以下で売却益が20万円以下であれば申告も不要です。
金の価値は高いので、一見すると少ない量でも、売却益は大きくなる可能性があります。
課税対象で税金を納めなければ違反行為になるので、注意しましょう。
課税について分からないことがあれば、金を買い取ってもらった専門店に相談することもできます。
まとめ
ここまで金のインゴットについて、サイズの種類や売るときの注意点などを解説してきました。
サイズの種類や刻印の見方などを学べば、自分の持っているインゴットの価値を把握できます。
金は売却も可能ですが、他の商品とは違いトラブルが発生する可能性も高いので、注意点を守って売却するようにしましょう。
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