金の相場は今後も上昇するのか?急落する条件や今後の可能性を解説
貴金属のひとつである金は、その高い価値から投資に活用されることが多いです。
現在も高い価値がある金ですが、日々相場が変化しており、価値が急落する可能性もあります。
投資や買取で利益を維持したり、得たりするためには急落の可能性を念頭においておく必要があるでしょう。
そこで今回は、金の相場について、急落する条件や今後の推移などを解説していきます。
既に金を所有している方やこれから投資を始めようと考えている方はぜひチェックしてみてくださいね。
金相場の推移と現状
金相場は、年単位で見ていくと、ここ数十年で価値が上がり続けています。
2000年はグラムあたり平均1,014円でしたが、年々相場が上がり、2010年にはグラムあたり平均3,477円まで上昇しました。
2019年時点ではグラムあたり4,918円になり、これまでで最高の価格になっています。
ただ、新型コロナウイルス感染症の影響によって、金の価値が一時的に下落しました。
有事の際に現金を多く持っておきたいという心理が働き、換金が増えたことが下落につながったと言われています。
参考:金価格推移
金相場が急落する3つの条件
新型コロナウイルス感染症によって一時的に価値が下落した金ですが、そのほかにも相場が急落する要因があります。
どのような条件で相場が急落するのか、3つの条件を詳しく見ていきましょう。
金の供給量が増加する
金が高い価値を維持しているのは、希少性に理由があります。貴金属の中でも採掘量が少ないので、希少性があり、価値が高くなっているのです。
もし採掘量が増えた場合、金を求める人に行き渡りやすくなります。
希少性が少なくなるので、金の相場が急落する可能性があるでしょう。
金の需要が減少する
金の希少性にともなって、需要があるからこそ高い相場が維持されています。
金が多くの人に求められない状況が生まれると、価値は下がっていくでしょう。
金製品の人気が落ちたり、利用されるシーンが減ったりすると、急落するおそれがあります。
金以外の投資の需要が高まる
金の特徴として、実物を持っておくことで、いざという時に換金できるというメリットがあります。
一方で、換金しなければただの金属という点には注意が必要です。
換金が必要になるような有事が起きなければ、株などの投資に需要が向くでしょう。
金の投資需要が少なくなると、価値が急激に下がっていくことも考えられます。
金相場が急落する可能性は低い
金相場が急落する条件を3つご紹介しましたが、実際に急落する可能性は低いと予想されています。
例えば、金の採掘量が増え、供給が確保されたとしましょう。
金の需要が少なくなり価値が急落するように思いますが、十分な金を採掘するためにはコストがかかるので、コストが金の価値に上乗せされるでしょう。
徐々に価格が下がることはあっても、急激に下落することはないと考えられています。
金の価値が下がりにくければ、金投資の需要も維持されるでしょう。
革新的な採掘技術が開発されたり、ローリスクハイリターンな投資方法が登場したりする可能性もあります。
万が一に備えて、相場を常に把握しておくことは欠かせません。
金相場の急落に備えたリスクの少ない投資方法
金相場が急落する可能性はゼロではないので、堅実に金を購入・投資していくのがおすすめです。
そこでリスクの少ない金の投資方法を3つピックアップしました。
金投資をこれから始める方はそれぞれの特徴をぜひチェックしてみてくださいね。
純金積立
純金積立とは、証券会社や金属メーカーが提供している投資方法です。
月々数千円単位で金を購入してもらうことで、少額で金投資を始められます。
積み立てた金は販売業者が管理・運用するので、利用者に管理の手間はなく、運用収益も得られますよ。
一度の積立金が少なく、リスクをおさえて金投資を始めたい方におすすめです。
インゴット
インゴットは金地金とも言われ、金を固めた板やバーなどのことを指します。
インゴットを売却することで、相場に見合った現金を得られます。
金を手元に置いておくことができるので、いざという時に売りやすいのがメリットです。
一方で、管理するスペースが必要なことや盗難リスクがあることには注意する必要があります。
金貨
歴史的な価値のある金貨は、コレクションとしてはもちろんのこと、金としての価値も持ち合わせています。
インゴットよりも管理がしやすく、コレクションを楽しみながら収集できるのが特徴です。
貴重な金貨であれば、金の価値以上に買取価格が付くこともあります。
まとめ
金の相場は、数十年で価値が上昇し、長期的に見ると高い水準で維持されています。
新型コロナウイルス感染症にともなう下落のように、急落する可能性があることには注意が必要です。
供給量の増加、需要の低下、新たな投資方法の登場などが急落の条件として考えられます。
供給量が急増したり、需要が激減したりする可能性は低く、急落のリスクは少ないと予想されていますが、万が一の備えは大切です。
ご紹介した金投資の方法を参考にして投資・運用し、金の相場を捉えた買取・売却を行いましょう。
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