金先物取引とは。メリット・デメリットや向いている人を解説
金投資の方法のひとつとして、金先物取引という方法があります。
その他の金投資方法と比較して、メリットもあれば、デメリットもあるので、しっかり理解したうえで取引を始めるかを検討することが大切です。
この記事では、金先物取引の始め方やメリット・デメリット、向いている人まで詳しく解説していきます。
金先物取引とは
先物取引とは、あらかじめ決められた価格で購入し、将来的に物の受け渡しを行う取引のことをいいます。
金先物取引においては、ある時点で金を購入し、約束した期日に受け取る取引となり、購入したときの価値より高騰していても下落していても、支払う金額は変わりません。
そのため、購入時点よりも価値が上がっていた場合、購入した価格と決済した価格に差額が生まれ、その差額が利益となります。
金先物取引の始め方
金先物取引を始めるためには、まず証券会社や商品先物会社にて口座を開設する必要があります。
大まかな取引の始め方は、以下の通りです。
- 1.証券会社や商品先物会社で先物取引の口座を開設する
- 2.口座を開設した業者に証拠金を差し入れる
- 3.買いまた売りで注文を入れる
- 4.取引を決済し、差額分の利益を得る
金先物取引のメリット・デメリット
金先物取引は、その他の金投資方法と比較して、メリットもあれば、デメリットも存在します。
メリットだけでなく、デメリットも正しく理解することによって、より効果的に金先物取引に取り組めるでしょう。
さっそく、メリット・デメリットをそれぞれ解説していきます。
金先物取引のメリット
金先物取引のメリットは、以下の通りです。
- ハイレバレッジで取引ができる
- 買い・売りどちらからでも取引を始められる
ハイレバレッジで取引ができる
金先物取引では、証拠金を差し入れることによって、レバレッジをかけられます。
例えば、10,000円の資金があった場合、レバレッジがない場合は資金額通り10,000円分ですが、レバレッジが2倍とすると10,000円の資金で20,000円分の取引が可能です。
レバレッジを高く設定するだけ高額な取引ができるようになるので、大きなリターンを狙えます。
元手となる資金も少なく抑えられ、少額から取引を始められるのもメリットです。
買い・売りどちらからでも取引を始められる
投資では、価格が上がると予想されるときに買いを入れるというのが基本です。
金先物取引においては、買いを入れるだけでなく、売りから取引を始めることもできます。
差額が利益になるという性質があるためで、買いの場合は買った価格よりも価値が上がれば利益に、売りの場合は売った価格よりも価値が下がれば利益になるのです。
「相場が下がっているから今は取引できない」ということがなく、相場に左右されずに取引のチャンスが常にあります。
金先物取引のデメリット
金先物取引には、以下のようなデメリットがあります。
- ハイレバレッジによるリスクもある
- 中長期の資産形成には向かない
ハイレバレッジによるリスクもある
ハイレバレッジをかけられることは、メリットであると同時にリスクでもあります。
少ない金額でも大きな取引ができるものの、損失が出た場合にはより多くのダメージを被るかもしれません。
ハイリターン・ハイリスクであることを理解し、むやみにレバレッジをかけることなく、リスクをケアした取引を行いましょう。
中長期の資産形成には向かない
金先物取引は、決済期限が決められているので、中長期的な資産形成には向きません。
短期取引が前提となり、期限が来る前に決済する必要があります。
デメリットともいえますが、トレードの上達には効果的な一面です。
期限が決まっていることによって、リスクを考慮して早めに決済し、リスクを最小限に抑えられます。
取引を溜めこまずに、潔く負けを認めることで、次の取引に生きるヒントを得られることもあるでしょう。
金先物取引が向いている人
金先物取引のメリット・デメリットを踏まえて、金先物取引は以下のような人におすすめです。
- ハイリターンを狙いたい人
- 安心して取引をしたい人
- 少ない資金で取引を始めたい人
自分に合うかイメージしながら、どのような人に向いているかチェックしましょう。
ハイリターンを狙いたい人
金先物取引は、レバレッジをかけられるのでハイリターンを狙うことができます。
リスクとも隣り合わせですが、できるだけ多くの利益を得たいという方におすすめです。
安心して取引をしたい人
むやみにレバレッジをかけなければ、比較的安全に取引ができます。
金は、価値が安定しており、大きく下落する心配は少ないでしょう。
値動きも緩やかなので、投資経験が少なくても焦らず着実に取引できるのが特徴です。
少ない資金で取引を始めたい人
レバレッジを活用すれば、少ない資金でも金投資を始められます。
「金投資を始めたいけど捻出できる資金が少ない」という方でも始めることが可能です。
前述した通り、レバレッジにはリスクもあるので、むやみに設定することは避けましょう。
まとめ
金先物取引には、レバレッジをかけられる、買い・売りどちらでも取引を始められるといったメリットがある一方で、レバレッジによるリスクや中長期的な資産形成に向かないといったデメリットもあります。
利益を出し損失を最小限にするためには、レバレッジのリスクケアが特に重要です。
金先物取引が向いている人も参考にして、ぜひ金先物取引にチャレンジするか検討してみましょう。
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